--- だいすきです。 ---
(ナラト神父様物語・Ending)







ねぇ、ならと、
俺はね、こんな体だから、
ずっとずっと嫌われてた、
母からも、父からも、
憎まれて、捨てられて、

もし、ナラトに会わなかったら、
俺は多分、暗いところへ落ちていたと想う、
みんなを傷つけていて、
自分も傷つけていたと想う、
でもそれでも、決して幸せじゃなかっただろう、

ねぇナラト、俺のざんげ、覚えてる…?
俺が、懺悔した時お前、泣いちゃってさ、
バカみたいに、俺以上に泣いちゃってさ、
おぼえてる?
人を犯したい衝動に襲われるって言った時、
苦しいでしょう、苦しいでしょう、って
馬鹿なこと言いながら、壁越しに、
俺の言葉聞くたびに、泣いてたよね、お前。

お前を犯したとき、これでもう、死のうと想っていた。
どうしても一度、お前と肌を合わせたかった。

何であの時俺を追ったの?
犯されて、あんなひどいことされたのに、
なんで追ってきたの…?
奴隷になるから、誰にも言わないで、なんて、
あんなの嘘だったんだろ…?

やっぱり、俺が死のうとしてたの、分かってたんだ…、


ねぇナラト、俺は、
俺は、







俺は幸せだけど、
幸せで、泣きそうだけど、
お前をもっと幸せにしたい。



この世で一番、幸せにしたい。












そのためには、どんなことでもしよう、
ナラト、喧嘩しても、すれ違っても、
例え君が、僕を憎んだとしても、


俺は君を幸せにしてみせる。




























愛してる。































花嫁衣裳、似合ってたよ。