くじらを下から突き動かしながら
黒木さんは舌を出して
くじらのほほをなめ上げる

あ、あ、と
くじらの嗚咽が
つかれるたびに
くじらの唇から
漏れ出している

――はじめてクジラを抱いた夜は
わすれられねぇな
なんかな、
いろいろ考えて
アレは冗談だって
いいにきたんだよ

黒木さんが言う

――そしたらあいつがさ
クジラの体をあらってんだよ
それで
俺に言うんだ

――お前も、触れたいなら
ふれていいから……って
止める権利はないから……って
意味わかんねぇよ……

(「くじらの骨」より抜粋)

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くじらの骨

とけかけた体
水族館にとらわれのくじら
奇妙な異種族BoysLove