ゆうびんやは、こわれてしまった 寂れた心で にもつを、もってくる : : 人を愛せない「ぼく」 くるったゆうびんやと 毎日荷物の交換こ 父に渡す荷物と、交換こ それだけが、とうさんと ただ、ひとつだけの、逢瀬 愛せないままに、 傷つけてきた「ぼく」 ゆうびんやと、 ゆきと、 ぼくのお話。
2021.02.06 Windowsアプリに変更 システムを大幅に改善しました BGMを新しく自作に変えました 2005.01.28 ネット版アップ。 難易度変更。 2005.01.16 ダウン―ド版アップ。 2005.01.15 企画ページアップ。近日完成予定。
雪が降り続いている。 大雪になるでしょう、何十年かに一度の。 そんなアナウンス。
人を愛せないぼくは、 狂ったゆうびんやを待つ日々を過ごしている。 雪をかきわけ、ゆうびんやはやってくる。 2つの角を曲がったところにあるアパートから。 「とうさん」から来る荷物をぼくに渡し、 「ぼく」からとうさんへ、荷物を送るため…。
とうさんとの交流はそれが全て。 狂ったゆうびんやはどうやらぼくが好きらしいけど、 ぼくに手を出すことは無い。
傷を抱えたまま
人を傷つけてもいいと
そう、思っていた。
少し狂気の入った、
雪の物語。
せっくすなんかあいなんか なくたって、できて、なんにも、変わらない。
ゆうびんやは、ぼくにふれたてのひらを だいじそうにしまい込みながら、 にもつを持っていった。
奇妙で 狂気の混じった 幻想・純愛ゲーム
ものをつくって、 「おとうさん」にとどける。 おとうさんは なにを、おもうだろう…。