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2005
> 許されるなら―光根―
許されるなら―光根―
がしゃん。
がしゃん。
がしゃん。
ガラスが割れる、なんで俺、
なんで俺、泣けない、
なんで泣かない、
なんでこんな目にあってもまだ、泣かない
がしゃん。
がしゃん。
どんどんカーテンを開ける度、
光根はどんどん大きくなり、ガラスを破っていった
目がひりひりする
痛いよぅ
父さん
父は俺に言った
何を言われたか、覚えていないけれど
俺は舞い上がって返事した
「やっぱりお前が盗ったのか」
差し出された手を、握り返すほど俺は舞い上げっていた
叩き外されるまで分からなかった
護衛がいっぱい出てきて、
俺は取り押さえられた
「ぬすっとが」
俺は舞い上がっていた
父さん
「服を返さないならば、この城から出て行け」
父さん
光根
「ほら、ほら、もう元気出せよ、ほら、
どんどん破れ、はは、光お前ら大好きだもんな、
ごめんな」
ごめんな
「閉じ込めていて」
ごめんな
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2005-07-30
17:02:37
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がしゃん。
がしゃん。
がしゃん。
ガラスが割れる、なんで俺、
なんで俺、泣けない、
なんで泣かない、
なんでこんな目にあってもまだ、泣かない
がしゃん。
がしゃん。
どんどんカーテンを開ける度、
光根はどんどん大きくなり、ガラスを破っていった
目がひりひりする
痛いよぅ
父さん
父は俺に言った
何を言われたか、覚えていないけれど
俺は舞い上がって返事した
「やっぱりお前が盗ったのか」
差し出された手を、握り返すほど俺は舞い上げっていた
叩き外されるまで分からなかった
護衛がいっぱい出てきて、
俺は取り押さえられた
「ぬすっとが」
俺は舞い上がっていた
父さん
「服を返さないならば、この城から出て行け」
父さん
光根
「ほら、ほら、もう元気出せよ、ほら、
どんどん破れ、はは、光お前ら大好きだもんな、
ごめんな」
ごめんな
「閉じ込めていて」
ごめんな