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酔いの玉
>
CG
> ちゅう
ちゅ、ちゅ、ちゅ、と、悠が僕のほっぺにキスする。
結婚の挨拶が終わって、悠の部屋に来たとたん、
悠は僕を抱きしめてちゅうしだして、くすぐったいってば。
身をよじって逃げようとすると、つかまえられちゃった。
「春ー」
「悠、こそばゆいよ」
「んーかわい…」
ちゅうちゅうちゅう。
悠はちゅうちゅう魔だ。
もう、今度からちゅうちゅう魔人って呼ぶぞ。
「悠は、お母さん似だよね」
「そう?」
僕のほほにほおずりして、
悠がまたちゅうちゅうしだす。
「くすぐったいよぉ」
「あしたは春のお母さんに挨拶しに行くんだよねぇ」
なんだかまだ覚悟が決まってない声で悠が言った。
「こあいなぁ」
「こあくないよぉ」
「だめですっていわれたらどーしよ」
「そんなこといわないよぉ」
くすくす笑うと、今度は唇にちゅうされた。
くすぐったいってば。
いきなりがちゃっとドアが開いて
「悠、居間に来い、かーさんが今日の夕飯…」
「うあっお、おやじっ」
「きゃあっ」
「おおっと、すまねぇな」
もう、もう。
悠、固まっちゃって、僕のこと抱きしめたままで、
もう。
悠のお父さんが去った後も、悠、固まったまんま、ドア見てる。
うーん、なんていうか
幸せ、だな。
すごく
すごく
幸せ、だな。
2004-03-27
17:17:07
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ちゅ、ちゅ、ちゅ、と、悠が僕のほっぺにキスする。
結婚の挨拶が終わって、悠の部屋に来たとたん、
悠は僕を抱きしめてちゅうしだして、くすぐったいってば。
身をよじって逃げようとすると、つかまえられちゃった。
「春ー」
「悠、こそばゆいよ」
「んーかわい…」
ちゅうちゅうちゅう。
悠はちゅうちゅう魔だ。
もう、今度からちゅうちゅう魔人って呼ぶぞ。
「悠は、お母さん似だよね」
「そう?」
僕のほほにほおずりして、
悠がまたちゅうちゅうしだす。
「くすぐったいよぉ」
「あしたは春のお母さんに挨拶しに行くんだよねぇ」
なんだかまだ覚悟が決まってない声で悠が言った。
「こあいなぁ」
「こあくないよぉ」
「だめですっていわれたらどーしよ」
「そんなこといわないよぉ」
くすくす笑うと、今度は唇にちゅうされた。
くすぐったいってば。
いきなりがちゃっとドアが開いて
「悠、居間に来い、かーさんが今日の夕飯…」
「うあっお、おやじっ」
「きゃあっ」
「おおっと、すまねぇな」
もう、もう。
悠、固まっちゃって、僕のこと抱きしめたままで、
もう。
悠のお父さんが去った後も、悠、固まったまんま、ドア見てる。
うーん、なんていうか
幸せ、だな。
すごく
すごく
幸せ、だな。