かみさま

 






貴方以外にも、たくさんの人が

私を嫌い

私を憎み

時折、死を願われました


 
 言葉でも

 態度でも



貴方以外にも、たくさんの人が

私を嫌い

私を憎み

 
 愛する人も

 嫌いな人も


誰一人



誰一人、間違いなく。









生きてちゃいけない、死ななきゃいけない
自分で望んだわけでもないのに
ただ、そう想ってた













これほど、生きることを憎まれながら

ただ、死ぬばかりを願われながら


なんで、こんな風に、生きてんだろ。











かみさま、

私が泣きたいのは

かみさま、

私が苦しいのは、死にたいのは、
ただ、死にたいのは






影に怯えて、

貴方が見えない





かみさま、私が見ているものなど
何一つの虚像で、
何一つ、何一つ、

貴方に私が見えないように
貴方は私になれないのに

言葉など、こころなど、何一つ確かになものはない。

貴方など 私など 価値があるなど誰にわかるというのだろう。





真実など。 そこにはないのに。




かみさま、私がいつも苦しいのは
かみさま、私がいつも泣きそうなのは


貴方が信じられないことです


かみさま






 貴方は 私の 鏡でしょう

 貴方は 私の 心でしょう

 かみさま


 かみさま




私は貴方を殺したい




堕ちる前に 泣く前に 信じたい