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プレゼント
君へのプレゼントを選んでいました。
空からは絶え間なく雪とも雨ともつかないものが降って
俺の肩を濡らしていました。
不意に大変泣きそうになって、慌ててガラス窓を覗き込んで
誤魔化しました。
俺は大層君が好きなのだと思うのです、
君に気に入るものが見つけられなかったら、
そう思うだけで大層辛いのです
君ががっかりした顔を隠そうと、取り直そうと笑ったり
俺に慰めやお世辞や、なんとか取り繕う言葉を
言ったら、
そんな焦った気持ちにさせたら
そんな風に考えていたのです
そんな時にあんぽんたん、後ろから抱きしめるとは何事ですか
ビックリしすぎて、びっくりしただろ! なんて聞いてくる君を
とても愛しくて、噛み付いてしまってごめん
やっぱり俺は随分否定的だと思うのです
君の馬鹿さ加減がいいかげん、好きすぎて困るのです
SS付き
2006-01-16
20:11:51
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空からは絶え間なく雪とも雨ともつかないものが降って
俺の肩を濡らしていました。
不意に大変泣きそうになって、慌ててガラス窓を覗き込んで
誤魔化しました。
俺は大層君が好きなのだと思うのです、
君に気に入るものが見つけられなかったら、
そう思うだけで大層辛いのです
君ががっかりした顔を隠そうと、取り直そうと笑ったり
俺に慰めやお世辞や、なんとか取り繕う言葉を
言ったら、
そんな焦った気持ちにさせたら
そんな風に考えていたのです
そんな時にあんぽんたん、後ろから抱きしめるとは何事ですか
ビックリしすぎて、びっくりしただろ! なんて聞いてくる君を
とても愛しくて、噛み付いてしまってごめん
やっぱり俺は随分否定的だと思うのです
君の馬鹿さ加減がいいかげん、好きすぎて困るのです