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2008
> リーちゃん
リーちゃん
ゆるちゃん、という彼の顔が好きだった
ゆるちゃん
ちょっとだけ微笑んで
ちょっとだけ愛しそうに
そう、呟くんだ
「糸伊 ゆう」というのが僕の名前だけど
彼は必ず「ゆるちゃん」と言った
彼の名前はリキで、上の名前はないんだそうだ
りーちゃんと僕は呼んでいた
小さな引っかき傷のあるうでを
いつもハンカチで巻いていた
何かを隠すように。
そして引きつった笑みを
いつも、浮かべていた。
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2008-04-08
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ゆるちゃん
ちょっとだけ微笑んで
ちょっとだけ愛しそうに
そう、呟くんだ
「糸伊 ゆう」というのが僕の名前だけど
彼は必ず「ゆるちゃん」と言った
彼の名前はリキで、上の名前はないんだそうだ
りーちゃんと僕は呼んでいた
小さな引っかき傷のあるうでを
いつもハンカチで巻いていた
何かを隠すように。
そして引きつった笑みを
いつも、浮かべていた。