千裕がちろちろ僕のおっぱい舐めてる。
天窓から見える空は黄土色に近い赤で、
沈む夕日に真っ白な月がきらきら光ってる。

「ちひろ、くすぐったいよ」
「くーちゃん、おっぱいこうすると大きくなるってほんと?」
「誰に聞いたんだそんな嘘」
「うそなのー」
「男がおっぱいおっきくなるわけないじゃん」
「つまんないー」

それでもちろちろをやめなくて
今度はちゅぱちゅぱ尖った乳首を吸い始める

くすぐったいなーなーんて想いながら、
チヒロのお尻をなでなでしてみる。
きゃー、と千裕が笑った。
チヒロの舌は温かいなーよく疲れないなー

あしたお休みだねー
領主様がお休みくれたからねー
どうしようかねー

領主様っていうのは僕らを飼っている魔の人で、
たまーに千裕と呼び出されては
セックスしたり、セックスしたり

でも今領主様はくるんとまるまった角じゃなくて
まっすぐな角におのぼせなんだ
千裕と僕はこのところお休みばっかりもらってる

「くーちゃん、ここ追い出されたらどこいこーかー」
「またまちかどでHしながら、
北へ北へと目指そう」
「なにそれさ」

くすくす千裕が笑った。

チヒロの笑顔は大変よろしい。
うん。

ちゅっと唇にキッスすると、
千裕はくすぐったそうに笑って、
くーちゃんのんきだねーって言った。