小説

獅子をも倒す腕を見込まれて 買われた奴隷には名前が無かった。 王は彼に「スコーピオン」と名前をつけた。 城に連れて来られた彼は、 やがて、王をとりまく憎悪の渦中に巻き込まれていく。

小さな嫌われ者の少年と、その少年が好きな男の子の話。

恋人の「リーちゃん」は、右うでにあざを持ってる。そのあざはいわくつきで…

明るい和衛は俺の光根だった…まぶしすぎて、愛しているのか、憎んでいるのか、たまに、分からなかった。

Flash絵本「許されるなら」の別世界。

無理矢理「おとこ」と婚約させられ、あまつさえ結婚させられた「俺」…。相手はなんだか奇妙な「闇蟲憑き」で…。

だんだんと日々を重ねるごとに、心がたゆんでいく。
切ない純愛物語。男と男のお話。

捨て子の淫魔。右目のつぶれた淫魔。愛されたことのない彼は、想い人である「ハネ」に、ある日惚れ薬を飲ませる。一度だけの愛、一度だけのセックス。それだけでいい。それを味わえたなら、これからさき、どんなに憎まれても、嫌われても生きていける。そう、思って。

ある日、ベビーフェースの美少年、細川を助けた時から忍ぶ恋が始まった。いくら好きでも、相手はホモなんか大っきらい。キスはできれども、手を出すことはできない。そんなこんなの毎日の中、クラスメイトの一人、竹内が「ホモ」だっていう噂が広まった。親近感を持つ小江に、細川は嫉妬するような素振りを見せて……。ほのぼの甘々、純愛ラブストーリー。少し切ない甘酸っぱい青少年の恋模様をどうぞ。

父さんが「罪」を犯した日、街に捨てられた「カーヤ」。彼は愛を求め、売夫に電話する。父さんが本当に「罪」を犯したのか、知らないままで…。父の罪とは。彼の想いとは。切ない愛が交差する、行き違いの物語。

冬の日に、彼に出会った。
一目惚れだった。
彼を追って、サークルに入ったけれど、
彼は自分を嫌うばかりで……
とある冬の日、大学生たちの、恋の物語。

悠は春と対極の存在だった。頭が良くて、きらきら光っていた。そんな悠に廃屋に連れてこられた春は、そこで「闇虫」に食まれる少年を見る。春は少年に見覚えがあった、クラスメイトで、人気者の「季志」。悠は春に、彼の話し相手をしてくれと頼まれる。「悠」と「春」と「季志」の、奇妙な共同生活が始まる……

夜の日に客が来た。

魔物である「千歳」が棲みつくバー、「羽」そこに来るのはどこかたかが狂った人々ばかりで…

父と兄を愛していた―…心の底から。慕いつづけてきた兄の結婚の前夜、弟は一つの決心をする。少しだけ切ない、家族の物語。

淫魔なのに不能なだあちゃん。出会った日から、ちょっとずつ傷をなめあって、ふたりで暮らしていた。それが少し、崩れる日。

「くるいのひと」の烙印を押された男。その奇妙で、少し寂しくて、それでもシアワセな日常。

奇妙な奇妙な生物、モーメント。彼をいじめるたび、私は満足に浸る。

奇妙な世界・プルトゥム。「狂った人」と「名、無きもの」に別れるその世界で、主人公は”彼”と出会い、惹かれていった…。

絶対体温は、僕の恋人だった…